石川県白山市で震度6強の地震が発生したという想定で、
被災者とペットが同じスペースで生活できる避難所の、開設訓練が行われました。
動物が苦手な人やアレルギーの人もいるため、
避難所では被災者とペットのスペースを分けることが原則です。
基本的に被災者は屋内、ペットは屋外で離れるため、
避難所が敬遠される理由の一つになっています。
白山市は市内にある国際ビジネス学院と避難所に関する協定を結んでいます。
22日は被災者とペットが、同じスペースで生活できる避難所の、
開設訓練を行いました。
グループ校の学生が参加し、図書館で間仕切りや段ボールベッドを組み立てます。
他の被災者とペットが接触しないための工夫です。
その後、利用を希望する人に避難所のルールを説明し、
受け入れるまでの手順を確認しました。
白山市によりますと、自宅を離れてもペットが目の届く場所にいる安心感から、
こうした「同伴型」の避難所を求める声が、高まっているということです。
白山市は飼い主に対して、ペットフードやトイレ用品などを、
事前に準備しておくよう呼び掛けています。
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「ペット同伴型」避難所の開設訓練 要望の声高まる
(水)