土地取引の目安となる土地の価格、地価が3月18日公示されました。
観光需要の増加などで商業地は3年連続、住宅地は4年連続で上昇しました。
国土交通省は、1月1日時点の1平方メートルあたりの土地の価格を調査し、
公表しています。
県内の全用途の平均価格は8万5000円で、
2024年より1%上昇、4年連続で上がりました。
商業地の平均も2024年より1.4%上がりました。
最高価格は18年連続で金沢駅東口の金沢市本町2丁目で、112万円となりました。
商業地では加賀市が7年ぶりに地価が上昇に転じ、
県内1位となる4.5%の上昇率となりました。
北陸新幹線「加賀温泉駅」の開業以降、
温泉地を訪れる観光客が増加したことが要因とみられます。
下落率が大幅に拡大したのが能登です。
全国で下落率が大きかった下位10地点がすべて能登地域でした。
人口減少で過疎化と少子高齢化が進んでいたことに加えて、
能登半島地震の影響で輪島市や珠洲市、能登町などでは
10%を超える全国最大の下落幅となりました。
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石川県の地価 能登で大幅に下落
(火)