審議課題「ジェンダー平等のためにテレビのできること」
今回は特定の番組ではなく「ジェンダー平等のためにテレビのできること」を審議課題としました。
ジェンダーの平等を達成しようという動きが世界に広まる中、国民の意識改革を進め、真のジェンダー平等社会を実現するため、テレビはどうあるべきか、今こそテレビにできることについて議論しました。
●『女は家を守り子育てするもの』という女性像が、今でもドラマに見られる。男性も家事を当たり前にしていたり、女性が結婚や子育てをしながらも社会で活躍したりする姿を映し出してほしい。
●『男だから、女だから』ではなく、『その人だから』という個人を尊重した番組制作が必要だ。
●ジェンダー平等を、はっきり理解している人が少ないので、たえず報道で取り上げていくことが重要だ。
●楽しく身近に感じられるような工夫で、子供にも本当に理解できる教育的番組が必要。
●テレビ局は、ジェンダー平等に反してないかチェックする組織を作り、さらに、テレビ局の考え方も積極的に提示したらどうか。
●制作者は、ジェンダー平等をきちんと意識し、人権問題にも敏感であってほしい。
HAB放送番組審議会
樫見由美子委員長、山岸大成副委員長、北 春千代委員、表谷千賀委員、前田昌彦委員、窪田隆之委員、中 乃波木委員、手島シークリンデ委員。